- 個人ポジション管理を徹底し、リスク許容度に見合ったポジションを取るようにしましょう。
- 「ナンピン*」は禁物です。「悪魔の囁き」に負けて、課題なリスクをとらないようにしましょう。
- *ナンピンとは?:例えば株式を購入した後、値下がりしてしまったとき、安い値段で同じ銘柄を買い増して、平均購入価格を下げることを「難平(ナンピン)」といいます。
- 損切りのルール、売りのルールは決め、必ず守ること。
- ルールを決めるのは簡単です。守ってこそルールなので、「悪魔の囁き」に負けないよう強い心を持ちましょう!!
- 自分の相場観は絶対正しい、マーケットが間違っている等思い込みは禁物です。
- 損切りライン以上の損失が出た時点で自分は間違っているのです。
- 分を正当化せず、負けは負け素直に認め、損切りしましょう。
- 自分が損できる金額はどれくらいか、その金額に見合ったポジション(投資額)はどれくらいかを把握して投資することが必要です。
- 損失を最小化して、利益を最大化するようにポジションを調整することがトレードで勝つ秘訣です。
ポジション管理のための頭の体操
- 勝つ確率が60%のゲームを100回行います。
- 掛け金は10,000円で、あなたは毎回好きなだけかけることができます。
- さあ、どうやって掛けますか?
- いろいろ方法はあるとは思いますが、次はよくありがちな掛け方です。
- まず1,000円掛ける。負ける。
- 次にまた1,000円掛ける。また、負ける。
- また1,000円掛ける。3回連続して負けた。(十分あり得ます)残り7,000円。
- 確率からすると60%だから次は確実に勝つだろう。一気に取り戻すぞと4,000円掛ける。また負ける。
- 最後の勝負だと残り3,000円掛ける。ゲームオーバー。
- 100回もチャンスがあるのにたった5回の連続した負けで終わってしまいます。なぜか負けが続くと掛け金を増やし、勝ちが続くと掛け金を減らす行動をとりがちです。
- 冷静になって期待値を計算すると、60%×2倍+40%×0=1.2倍毎回一定して100円ずつ掛け続ければ、100回ゲームに挑戦でき、元手がほぼ1.2倍(12,000円)になります。
- 負けが続くと掛け金を減らし、勝ちが続くと掛け金を増やすような利益を最大化する掛け方をすれば、1.2倍をはるかに超える結果が得られるのです。
- 投資金額が1,000,000円だとした場合、まず損失許容額(損できる金額)を決めます。
- 例えば投資金額の2%は損をするリスクにさらしてもよいと考えた場合、損失許容額は1,000,000円×2%=20,000円になります。
- 次に購入商品のロスカット値を決めます。
- 価格1,000円、ロスカット値920円(例:価格×8%)と想定した場合、1銘柄あたりの損失額は80円になります。
- 損失許容額は20,000円なので、投資単位数は20,000円÷80円=250単位
- 金額では250単位×1,000円=250,000円となります。
- ここで、ロスカット値を株価×16%にすると、同様の計算で投資金額は125,000円となります。
- 要するに「株価-ロスカット値」を大きくすればするほど、損失が発生する可能性が大きくなるから、投資金額が少なくなるという関係になります。
- このロスカットルールと投資金額の関係を把握しておけば、過大なリスクをとることはありません。これがポジション管理の考え方の基本中の基本です。
- ロスカットをする場合の注文方歩は、「逆指値注文」を活用します。
- 「逆指値注文」は、「指値注文」とは逆に、「指定のレートまで下がったら売り」、「指定のレートまであがったら買い」という注文です。
- 1,000円で購入し、ロスカット値を920円で設定した場合、920円で「売り」の「逆指値注文」を出します。
- 1,000円で「売り」、ロスカット値を1,080円で設定した場合には、1,080円で「買い」の逆指値注文を出します。
- 「買い」「売り」の取引と同様に、この「逆指値注文」を出すことで、損失は確定することになります。
- 「トレール」(trail)とは、「引きずる」という意味です。
- 「逆指値注文」時に、値動きによって「逆指値価格」を引上げたり、引下げたりする手法を「トレール(トレイリング)」と呼びます。
- 現在値の動きにより指定した値幅で「トレール価格」が変動します。
- 「買い」注文では現在値が値下がりすると「トレール価格」が引下がり、「売り」注文では値上がりすると「トレール価格」が引上がります。
- また、「買い」注文では現在値が上がっても、「売り」注文では値下がりしても、トレール価格は変動しません。
- 「買い」注文の場合:「買い値」(ASK)からの値幅を指定・売注文の場合:「売り」値(BID)からの値幅を指定します。
- 現在値に対し、「逆指値価格」か「トレール価格」のいずれか近い方で注文が執行されます。
- 「逆指値注文」にあわせてこのトレール注文を出すことで、最大損失は確定させたまま、上値を追っていくことにより、利益を極力最大化できるのです。チャートを四六時中見る必要はなく、非常に便利な条件注文方法です。
「トレール注文」事例 (参考)
- 発注時点では、売値110円の50銭下、109.50円を逆指値価格とし、逆指値価格までの値幅と同じ50銭でトレール指定をしたためトレール価格と逆指値価格は同じです。したがって執行基準価格も109.50円です。
- 売値が110.10円に値上がりしたので、トレール価格は110.10円の50銭下の109.60円に引き上がります。執行基準価格は、トレール価格の109.60円です。
- 売値が110.30円に値上がりしたので、トレール価格は110.30円の50銭下の109.80円に引き上がります。執行基準価格は、トレール価格の109.80円です。
- 売値が値下がりしてもトレール価格は変動しません。執行基準価格は、トレール価格109.80円のままです。
- 売値が109.80円になったので、成行売注文が執行され約定します。 (オリックスFX参照)
差損益金額 = (売値-買値) × 取引口数 ± 金利*1
*1:金利は、ロングポジション(「買い」スタート)の場合は支払いになり、ショートポジション(売りスタート)の場合は受け取りになります。
但し、日本のような低金利の場合はショートポジションでも受け取 り金利が発生しないこともあります。
(手数料は0円です。ミニマムチケットフィー*2も発生しません。)
*2:ミニマムチケットフィーとは、一注文あたりの取引代金のことを意味します。
差損益金額 = (売値-買値) × 取引枚数 × 倍率*3-取引手数料*4
*3:ひまわり証券の場合、日経225先物で500倍。
*4:取引手数料は、通常取引される銘柄の決済通貨ごとに設定されています(ひまわり証券の場合、日本円:1注文1,500円)。
差損益金額 =(売値-買値) × 株数 ± 金利*5-(ミニマムチケットフィー)
*5: 金利は、ロングポジション(「買い」スタート)の場合は支払いになり、ショートポジション(「売り」スタート)の場合は受け取りになります。但し、日本のような低金利の場合はショートポジションでも受け取り金利が発生しないこともあります。
| 応用編 | 「ヒトなら分かるCFD取引」の巻 |
まずはCFD取引の準備と試験運転開始!!